久米けいすけのブログ


by kumekeisuke

FCLP基地は白紙?!

 昨日付の産経新聞には「艦載機岩国移転後のFCLP基地が予定されていた馬毛島について、国と地権者との間の買収交渉が難航し馬毛島を断念する方向」という記事がでています。もしこの記事が本当ならFCLP基地については白紙に戻ったわけです。記事は九州・四国の既存の民間空港を中心に代替候補地を選定するともしています。おそらくこんなリーク記事がでるんですからどこか当てがあるのでしょう。

 さて今一度岩国基地移転後のFCLP基地について考えてみましょう。そもそも米軍は岩国基地の100ノーティカルマイル(約185km)以内にFCLPの基地がほしかったのです。馬毛島までは400kmですから米軍の要望にはそわなかったのです。

 国会図書館の鈴木滋さんの「在日米軍のNLPと基地問題」という論文には、「米軍の規則に185km以内の施設でおこなうことになっている」とあり、昭和59年2月16日の塩田防衛施設庁長官の国会答弁で「米側は厚木基地から100マイル以内にある関東及び周辺地域で基地提供を希望した」ことが明らかにされたとなっています。繰り返しますが馬毛島は遠いのです。

 では岩国基地からおよそ200km以内にどんな民間空港、自衛隊基地があるでしょう。いくらなんでも民間機がたくさん離発着している空港はだめでしょうから、あまり飛んでいないかつ貧窮しているような空港が考えられます。たとえば石見空港とか・・。

 ただどうも民間空港を候補にするのは本当かな?と半信半疑です。もし民間空港ならやはり、日米地位協定2条4項にもとづく提供がおこなわれなければいけないでしょう。ハードルが高いのではないですか?新しい日米ガイドラインでも民間の使用は緊急事態へ備えてのものとされています。やはり、自衛隊基地でしょう。ガイドラインでも日米の施設・区域の共同使用強化がうたわれています。

 そうすると防府北基地や小月基地など山口県の自衛隊基地もありえます。福岡県の築城基地、宮崎県の新田原基地なども候補になりませんか?そしておそらく分散してのFCLPではないでしょうか。基地機能の分散化は在日米軍のトレンドでしょう。もともとFCLPは三沢・岩国・厚木で分散して行われていたのですから。米軍の要望に応えるべく国の対応がエスカレートしてくるのは危険です。

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by kumekeisuke | 2017-09-18 20:43