久米けいすけのブログ


by kumekeisuke

岩国基地の位置づけ

 今日は原水禁世界大会広島集会に参加するために広島へ。核兵器禁止条約が国連で採択された直後の歴史的な大会で、久しぶりの参加でしたが意義あるものでした。

 ところで先日ある人から空母艦載機移転後の岩国基地の位置づけについて問われました。少し書いてみようと思います。冷戦時代は第一撃の基地で、いわば先制攻撃用の基地だったと思います。攻撃部隊が出かけると後はどうなろうと米軍は知らないと言われていました(ちょっと極論かもしれません)。 しかし世界情勢が変わり軍事革命ともいわれるイノベーションを経ると当然変わってます。

 まずはトランスフォーメーション・米軍再編です。これは海外の基地を統合して拠点基地化を強めるという一面を持っていました。岩国基地はその方向で拡張され、空母艦載機の移駐が計画されてしまいました。強行されようとしています。

 そして現在は太平洋重視のリバランスです。中国・北朝鮮への対応を考えているんでしょうが、とりわけ中国でしょうね。名前こそあげていませんが、A2ADをいかに打ち破るかが最大の目的です。対中国を考えたときには岩国基地は拠点基地としては近すぎます。しかし逆に相手国(中国)を奇襲攻撃などするには都合よくはあります。初期のエアシーバトル構想をみても、前線の部隊の役割は決定的になっています。岩国基地は当然攻撃目標です。求められることは、抗たん性、回復能力、基地施設の分散化です。この点で行くと厚木基地は絶対に空母艦載機の基地としての機能はなくならないでしょうね。

 北朝鮮については、米韓合同演習などみていると明らかです。岩国基地の部隊は朝鮮半島に展開して攻撃に参加するものと直接岩国から出撃するものとに分かれています。

 結論的にいえば、中国封じ込めと北朝鮮への米軍の最重要レベルの出撃拠点基地ということになりませんか?
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by kumekeisuke | 2017-08-06 21:06