NHKスペシャルを見て
2013年 08月 26日
昨晩9時からのNHKスペシャルには驚かされたことが何点かありました。番組の内容は中学生時代親かった友達がいじめで自殺してしまった高校生のお話でした。この少年、背負っているのですよ。友人が亡くなったことに自責の念を持ち続けているのです。取材を引き受けたのですから、もう腹がすわっているのでしょうね。見ているほうとしてはかわいそうでなりません。自分で自分を責める。これほどつらいことはありません。
昔沖縄戦で、自分の家族を殺したという話を聞いたことがあります。生き残った人たちは戦後つらい思いをしたことでしょう。「太陽の子」で有名な灰谷さんの本に沖縄の人たちのことがよく出てきます。「自分で自分を責めては幸せになれない」という言葉が刻まれていました。昨晩の高校生にもこの言葉を知ってもらいたいですね。
驚いたことのもう一つは、この再現ドラマには教師が一切登場しないということです。自殺の前も後も教師の影が見えません。いじめの対応にも生徒が亡くなったあとの周辺の子ども達のケアにも教師の役割は大きかったはずです。要するにだめ学校・だめ教師だったのでしょうか。いじめの問題は地域社会の問題、とりわけ学校の抱える問題と捉えられます。簡単に決め付けるわけにはいかないのですが、憤りを感じずにはいられませんでした。 8月26日
昔沖縄戦で、自分の家族を殺したという話を聞いたことがあります。生き残った人たちは戦後つらい思いをしたことでしょう。「太陽の子」で有名な灰谷さんの本に沖縄の人たちのことがよく出てきます。「自分で自分を責めては幸せになれない」という言葉が刻まれていました。昨晩の高校生にもこの言葉を知ってもらいたいですね。
驚いたことのもう一つは、この再現ドラマには教師が一切登場しないということです。自殺の前も後も教師の影が見えません。いじめの対応にも生徒が亡くなったあとの周辺の子ども達のケアにも教師の役割は大きかったはずです。要するにだめ学校・だめ教師だったのでしょうか。いじめの問題は地域社会の問題、とりわけ学校の抱える問題と捉えられます。簡単に決め付けるわけにはいかないのですが、憤りを感じずにはいられませんでした。 8月26日
by kumekeisuke
| 2013-08-26 18:37