梅雨入り
2013年 05月 30日
吉田兼好も「花は盛りを、月はくまなきものをみるものかわ」と言っています。一般的にきれいと言われる満開や満月ではなく、それをはずしたときこそ風情があるものと理解しています。雨の風景にもこころがときめくことがあってもいいはずです。
デパートのお中元合戦が始まったそうです。なにやら豪華な商品が売れる傾向とのことです。実際お金があるところにはお金があるのでしょう。私の周りでは実感されません。結局お金を持っていた人が景気がよくなりそうなので、使い出したというところではありませんか。アベノミクスはいまのところ間違いなくバブルです。バブルにはどうあがいても風情は感じられません。もちろん物が売れることはいいことです。お金がある人は大いに使えばいいのです。しかしバブルでうかれると、後に残るのは風情の真逆の剣呑です。 5月30日