オスプレイ岩国基地飛来の意味
2013年 03月 22日
昨年6月発表の「環境レビュー」では「典型的な訓錬の状況下では、MV22の分遣隊(2機から6機)は月に2・3日、キャンプ富士・岩国基地に展開し、訓練を行うことになる」としています。これから考えると今度の岩国基地への飛来は「典型的な」ものではなかったことは理解できます。「環境レビュー」は「訓練の回数と機体数は任務と他の要求に従い変更されることになる。」とされていますが、どんな任務と要求だったのでしょうか。そこのところはまったく不明です。
少なくとも単純に飛行訓練のためとは言い難い状況です。「環境レビュー」で情報を公開するかのそぶりを見せながら、地元自治体に飛行の予定さえ教えないのはけしからんことでしょう。日米合同委員会はオスプレイの安全性に疑問を投げかけ、最低限のルールを作ったものと理解しています。ルールは検証されなければ意味がありません。「運用」の壁でルールの検証を拒否するという米軍の姿勢がわかりました。 3月22日