人気ブログランキング | 話題のタグを見る

久米けいすけのブログ


by kumekeisuke

自由こそ治療だ

 今日は「むかしMattoの町があった」という映画を観ました。イタリアの革命的精神科医バザーリアをめぐるお話です。イタリアでは精神病院なるものは消滅したと聞いています。「自由こそ治療だ」の精神を実現したのですが、その革命的治療法を推し進めたのがバザーリアです。

 時間の関係で一部分しか見ることができませんでした。3時間もある大作なのです。社会福祉法人「ビタ・フェリーチェ」のOさんからほとんど無理やり?バザーリアの本をよまされていましたから、それでも大体のことはわかります。

 いただいた資料の対談集の中に、伊藤順一郎さんという精神科医のいい言葉がありました。「回復にあたって医療のやれることは限られていて、生活を続け、学び、働き、人を愛し、その中で安心感や自尊心をとりもどす。そのための工夫が、何より意味がある」

 これは障がい者にも、いえ一般のいわゆる健常者にもあてはまることではありませんか。テーマは決して明るいものではありませんが、印象はラテンのノリという感じでした。やはりお国柄しょうか。  3月16日
by kumekeisuke | 2013-03-16 18:45