博士号のこと
2010年 11月 07日
先日愛宕山の座り込みに大阪から藤目ゆきさんという女性史の学者さんがこられていました。「女性史からみた岩国米軍基地」という本を出版されたとのことで、私も買わせていただきました。ご挨拶もしたのですが、名刺をみると京都大学文学博士とあります。博士号は学部によって取得が難しいことがあると理解していました。とりわけ経済学部・文学部は難関と聞いていましたから、「すごいですね」というと、藤目さん「今ごろはグローバル化でそんなにたいしたことないのですよ」とのこと。謙遜かもしれませんが、時代も変わっているのだなと思いました。
私の兄も理学博士ですが、「理系の博士は大学院の博士課程まで行くと、たいてい取れものだよ」と自嘲気味にいっていたことを思い出します。大学や研究の内容、そして時代によって博士号もいろいろなのかもしれません。大学時代優等生とは程遠かった私ですが、アカデミズムとはなにかぐらいは最低限理解してきたつもりですが、卒業後31年アカデミズムも変わりつつあるのかもしれません。